日曜9時のドラマ「下町ロケット」が高視聴率で、好評放送中です!
高視聴率な理由は何なんでしょうか?
個性豊かな俳優がたくさん出ていますが、豪華キャストの底力でしょうか?
主演の阿部寛さんを始め、皆さんの熱演が光っています。
「下町ロケット」の魅力を探ってみます。
「阿部寛さんの熱演がすごい!」
主人公を演じているのは阿部寛さんです。
2010年4月期の日曜劇場「新参者」以来の、5年ぶりのTBSの連続ドラマ出演だとか。
阿部寛さんが演じる佃航平は、元宇宙科学開発機構の研究員だったのですが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ、父親の遺した下町の工場を継いでいる訳です。
「佃製作所」という中小企業の社長さんなんですね。
小型エンジンの製造を主力としている佃製作所なんですが、阿部寛さん演じる佃航平は宇宙への夢を捨てきれずにいるという役どころです。
阿部寛さんは、自分の夢と会社経営という現実問題の板挟みになり、悩みながら経営しています。
実際、中小企業の社長さんってこんなに悩んでいるんですね…って感じがしましたね。
「大企業の社長役に杉良太郎さん!」
日本を代表する大企業である帝国重工の社長・藤間秀樹役に杉良太郎さんが出演しています!
これは驚きですね。
杉良太郎さんと言えば、歌手で、俳優としても時代劇のイメージが強い方です。
「杉様!」と呼ばれて大人気の方ですが、現代劇に出演することは珍しい方です。
しかし帝国重工の社長役がピッタリはまっています!
さすが、重みのある社長さんを演じています。
このドラマの面白い所は、「帝国重工って、実は○○重工のことじゃないの?」って連想させてくれる所が面白いですね。
何となく実在の会社を想像させてくれる所も魅力かもしれません。
「豪華キャストが本当に豪華すぎる!」
もう、「下町ロケット」のキャストは本当に豪華すぎます。
例えるなら“おせち料理”のようですよ!
皆さん、演技が上手で、迫力のあるシーンが続きます。
阿部寛さん演じる佃航平の娘・佃利菜役に「まれ」の主役の土屋太鳳さん。
ちょっと反抗期の年頃の高校生を演じています。
もう少しお父さんに優しくしてあげたらいいのに…と思うのは私だけでしょうか?
佃製作所の最大の壁となって立ちはだかる帝国重工の部長・財前道生を演じているのが吉川晃司さんです。
ミュージシャンとして有名ですが、俳優業でも素晴らしい存在感を発揮する俳優さんですね。
TBSのドラマ出演は初めてだそうです。
吉川晃司さんは髪の毛の色は白髪っぽくしてありますが、お肌すべすべなので、ちょっと年齢不詳な感じを受けましたね。
でも、重みのある演技を披露してくれています。
佃製作所の方の俳優陣も豪華です。
佃製作所の経理部長・殿村直弘役には立川談春さんです。
落語家さんなんですが、白水銀行から出向してきた経理部長という、すごく難しい役どころを上手に演じています!
銀行から出向してきた方なので、あまり佃製作所ではよく思われていないということを分かっていながら、だんだん佃製作所の為に頑張っていくという、とても複雑な役を熱演されています!
私は個人的には、すごく目立っていて、殿村経理部長に注目しています。
また、学生時代の佃の後輩で、佃製作所の技術部長・山崎光彦役に安田顕さんが熱演しています。
技術部って、こんな大変なんだ…って伝わってきますね。
利益ではない何かを教えてくれる熱い男を演じていますね。
営業部対技術部の考え方の違いとか、どちらも大変で利益ももちろん大事なんですが、夢も大事という「下町ロケット」の大切な軸の部分を教えてくれる大切な役を演じています。
このドラマは女優さんが少ないんで、ちょっと男くさいドラマなんですが、佃航平の元妻・和泉沙耶役に真矢ミキさんが演じています。
かつて佃が在籍した宇宙科学開発機構の研究員である役です。
颯爽としていて、さすが真矢さんです。
それと、佃航平の母・和枝役に倍賞美津子さんが演じていて、温かいお母さんを演じています。
しかし、娘の利菜さん(土屋太鳳さん)があんなにお父さんに懐かないなら、お母さんと暮らしたらいいんじゃいかな、と私は思いましたが…。
「『ひるおび!』の司会者・恵俊彰さんがカッコイイ弁護士に!」
私が驚いたのは、今や『ひるおび!』の司会でお昼の顔とも言える恵俊彰さんが、敏腕弁護士・神谷修一役を演じている点です!
弁護士さんですから、あまり技術のことには詳しくないはずなんですが、資料に付箋を貼るほど勉強してきて一生懸命、佃製作所の為に「僕の勝率は8割です!」と言って頑張る弁護士さんなんです。
ちょっと恵さん、いい役すぎませんか!
「個性的で目立っている俳優さんたち」
他にも目立っていて、「あっ、こんな方がこんな役を?」と思う配役が素晴らしいです。
白水銀行の融資担当・柳井役に春風亭昇太さん。
もちろん落語家さんで、そのまんま普段の昇太さんなんですが、「なんか銀行にこんな人いそう!」という感じで上手に演じていらっしゃいます。
「そのまんま」と言えば、同じく白水銀行の支店長・根木役に東国原英夫さん。
この方、お笑いから県知事もやり、議員さんにもなり、俳優さんにもなるんですね!
しかし、しっかり銀行員に見えるからすごいです。
「まとめ」
「下町ロケット」の高視聴率な理由は豪華キャストにあります。
原作が池井戸潤さんの代表作で、面白いことももちろんあります。
監督が「半沢直樹」と同じ福澤克雄監督というのもありますね。
日曜日に家族でゆっくり見るドラマと言うより、ビジネスマン向けの迫力あるドラマとなっています。
阿部寛さんの代表作ともなりそうですね。
これからも「下町ロケット」は見逃せませんね。
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