日本の国民的女性アイドルグループと言っても過言ではない、AKB48。
テレビ、ラジオ、雑誌などを通して、もはやAKB48のメンバーを見ない日は無いと言っても過言ではないのかもしれませんが、2016年に入って以降、AKB48の人気にじわりと陰りが見えつつある現状があります。
上記の画像は、AKB48の人気が最盛期であろうとされている、『フライングゲット』の選抜メンバーを集めたショットです。
『フライングゲット』と言えば、2011年に発売された曲で、当時の『AKB選抜総選挙』で1位となった元メンバーの前田敦子さんがセンターを務めた曲として有名になりました。
従って、一部のユーザーからは、この『フライングゲット』を境に、その後発売されるCDは売れるものの、AKB48自体の人気は低迷していると指摘する声が多数挙がっています。
果たして、日本の国民的女性アイドルグループに一体何があったのでしょうか…?
今回は、人気に陰りが見えたAKB48について調査してみたいと思います。
2010年の『Beginner』発売でAKB48の全盛期は迎えていた?
2016年現在も、AKB48が歌うCDの販売枚数は100万枚を超えるのが当たり前となっています。
それだけ、AKB48に愛着心を持っているファンが多数いることが伺えると思います。
しかし、一部のネットユーザーからは、AKB48の全盛期はかなり早い時期から迎えていたのではないかとされる声が多数挙がっており、2009年8月に発売された13枚目のシングル『言い訳Maybe』の時点で既に全盛期を迎えたと考える人もいます。
そんな中、特に多くの声が挙がったのが、2010年10月に発売された18枚目のシングル『Beginner』でAKB48は全盛期を迎えたのではないかという説です。
ここで、『Beginner』の選抜メンバーを集合させたショットを見させると、一部のネットユーザーからは納得せざるを得ない声が多数挙がって来ました。
AKB48で選抜と言えば、『Beginner』で完成してしまっている。これ以上に勝る選抜は無いと思う!!
AKB48の全盛期と言えば、『Beginner』だろ?あの時期が一番キテる感を感じた!!
2010年のAKB48におけるキラキラ感はとても光輝いている時期だったと思う!!
『Beginner』の次の作品である、”桜の栞”辺りで、AKB48に興味は無くなってしまった…。
つまり、『Beginner』発売はもちろんのこと、2010年という1年間はAKB48が一番光り輝いていた時期であることが、一部のネットユーザーからの声から伺えることだと思います。
その2010年が過ぎ、2011年の3月に東日本大震災でエンタメ関係が自粛ムードになってしまったことで、その影響を少しずつAKB48も受けてしまったことで、『フライングゲット』発売で人気再浮上するまでの間は、AKB48は人気度を維持することに苦戦を強いられたと思います。
そんな中、皆さんが大好きだと感じるAKB48ではなくなる時期をこれから何回も迎えることになりました。それを次の節で説明したいと思います。
あっちゃん、ゆうこ、たかみな…AKB48を支える主要メンバーが次々と卒業したのがポイント?
AKB48と言えば、メンバーが大勢いるのが特徴であることから、その中でも突出して目立つメンバーというのは数人に限られてしまいます。
その中でも、上記画像の通り、この8人が歴代のAKB48における、最強選抜メンバーであると称されている声が多数挙がっています。
そのメンバーが、前田敦子さん、大島優子さん、篠田麻里子さん、板野友美さん、高橋みなみさん、渡辺麻友さん、柏木由紀さん、小嶋陽菜さんとされています。
恐らく、この8人がAKB48にいてくれたことで、ファンの皆さんは、初めてAKB48として受け入れることができたと思いますし、安心してAKB48のパフォーマンスを堪能することができたと思います。
さて、最近のAKB48の動向について振り返ってみましょう。
先ほど挙げた8人の内、5人が既にAKB48を卒業しているのが実情であるのは皆さん、承知のことだと思います。
つまり、AKB48の最強選抜メンバーであると称される8人の中から、半数以上の5人が卒業してしまったことで、AKB48のカラーは今まで以上に大きく薄れていってしまい、人気が低迷しつつあると解釈することもできます。
筆者が思う点として、卒業してしまったメンバーについては、AKB48というグループとして活動することはもちろんのこと、単独の仕事でも十分に自分の持ち味を発揮することができるので、卒業したとしても、ある程度の仕事をこなして、ファンの皆さんに楽しさを与えることができると思います。
従って、裏を返すと、AKB48に現在所属している大半のメンバーというのは、恐らく単独の仕事では十分に自分の持ち味を発揮することがまだできていないのではないかと思われます。
ここでちょっと思い出して下さい。過去に、AKB48を卒業した篠田麻里子さんは『AKB48選抜総選挙』のスピーチで、「自分(篠田麻里子さん)を潰すつもりで来て下さい」と発言したことが印象に残っている人もいるかと思います。
確かに、AKB48内で篠田麻里子さんの力を大幅に超える後輩メンバーが増えてきてくれたことが一つのきっかけで、篠田麻里子さんはAKB48を卒業したのかもしれません。
しかし、現在のAKB48メンバー全員に言えることであるかと思うと、どうしても疑問符が生まれてしまいます。
AKB48を卒業した最強とされる選抜メンバーは、数十年後もAKB48が人気であり続けるように、しっかりとした土台を築き上げた上で卒業したはずです。
ところが、人気に陰りが見えているという声が挙がっているということは、AKB48を卒業した最強とされる選抜メンバーが、築き上げた土台の意味を解釈することが出来ていないメンバーが現にいるという解釈をせざるを得ないと思います。
表舞台に出るまで、相当苦労してきた女性アイドルグループであるはずですから、AKB48がこれからも人気を維持していくためには、卒業したメンバーの日々の努力で築き上げた土台を、現メンバーが改めて解釈し直さないと、AKB48の人気は確実に衰退してしまうと思います。
現在のAKB48の活動そのものに異変あり!?
人気に陰りが見えている中、果たして、AKB48は現在どのように活動しているのでしょうか…?
実は、調査すればするほど、AKB48の人気に直結するであろう出来事や行事のレベルが縮小していることが伺えます。
◆選抜じゃんけん大会の放送時間
過去に、篠田麻里子さんが優勝して『上からマリコ』の曲を発表、もちろんセンターを務めた経歴がある、『選抜じゃんけん大会』です。
『AKB48選抜総選挙』は例年の動きからすると、ゴールデンタイム(19:00~22:00)に開票特番を放送する傾向にあることから、一度に多数の視聴者を取り込んで、AKB48の全メンバーの姿を見れる良い機会になっていると思います。
しかし、『選抜じゃんけん大会』の放送時間についてここ最近は、固定の層しか見ることが出来ないであろう、深夜帯に放送時間をずらしたことから、AKB48の全メンバーの姿を見れる視聴者が急激に絞られてしまったことが、AKB48の人気低迷に拍車をかけることになったと感じる人もいるようです。
◆テレビCMに出演しているのは、渡辺麻友さんだけ?
冒頭で、AKB48を見ない日は無いと言いましたが、ではテレビCMに的を絞ってみたらどうなるのでしょうか…?
何と、ここ1~2年におけるテレビCM起用タレントトップ20にランクインしたメンバーが、2014年の『AKB選抜総選挙』で1位になった渡辺麻友さんだけの年になったケースが実際あることから、テレビCMにAKB48が呼ばれる機会が少なくなっているのも実情です。
◆AKB48の強み・握手会に来る人が減少中!!
AKB48と言えば、メンバーと直接会うことが出来る、握手会を想像する人もいるかと思います。
しかし、会場をドーム形式にしたものの、なかなか集客することが出来ずに、一部のネットユーザーからは「史上稀に見るガラガラ具合…」、「こんなに人が少ないのは初めて見た!!」、「AKB人気は終わってしまったのかな…?」と嘆く人が多く、AKB48の強みでもある握手会にファンの人が来てくれないことも、AKB48の人気低迷を象徴する結果になってしまったと思います。
まとめ
ここまで、AKB48の人気低迷に関する話題や今後の展望についていくつか取り上げましたが、そもそもAKB48を始めとしたアイドルグループを世間は必要としているのか疑問に思います。
中には「AKB48の人気が無くなったら、アイドルブームは終わる」、「AKB48が明日無くなっても誰も困らない」と言う一部ネットユーザーの声もあることから、AKB48が現在のアイドルブームを牽引していると思われます。従って、AKB48が仮に明日無くなっても、世間は普通に横流ししてしまうと同時に、アイドルブームは、終わりを迎える時代になってきていると思います。
アイドルブームはAKB48を中心に、日本国内に旋風を巻き起こして行ったのは確かの話です。
しかし、ファンの皆さんは自分のお目当てのメンバーが卒業等して、いなくなってしまったら、そのグループに関心を持たなくなってしまうと思います。
その現象が、AKB48に現在起こっているのが実情であることから、やがてその流れが、他のアイドルグループにも波及し、アイドルブームの終わりは時間の問題になっていくと思います。
果たして、AKB48の人気はあとどれ位保つことができるのでしょうか…?
生き残りをするには、AKB48のみに関わらず、メンバー一人一人がどのようにしたら自分たちのグループを盛り上げていけるのかを常に模索し、チャレンジし続けることが大切だと思います。
そのチャレンジ精神を見せずに、AKB48を始めとしたアイドルブームを終わりとして欲しくはないと思いました。
今できるチャレンジ精神を、失敗を恐れずにファンの皆さんに精一杯見せて欲しいのが筆者からの注文です。
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