「イヤミス(読んだ後嫌な気持ちになるミステリー)の女王」と呼ばれる湊かなえさん。
湊かなえさんといえば、いまだにデビュー作『告白』が印象深いですが、この記事で紹介します『少女』も名作!
『告白』はすでに映画化済みですが、『少女』も同様に映画になります!
ファンにはうれしいでしょう。
未読の方は急いで読みましょう(笑)
映画『少女』のあらすじ、ネタバレ、そして気になるキャストとは!?
※ネタバレが嫌な人はご注意を!※
湊かなえ『少女』が映画化!
湊かなえさんの『少女』は、発行部数100万部以上という大ベストセラー!
作家の印税は1割ですから、単行本と文庫本とで湊かなえさんの印税額は1億近くはいったでしょうか?
といったことは置いときまして……(笑)
この『少女』は『告白』『N のために』などと並ぶ湊かなえさんの代表作なのですが、このたび、三島有紀子監督にて、映画化されることになりました!
この映画化となった『少女』は、『告白』の次に発行された湊かなえさんの小説です。
ということは、湊かなえさんのキャリアも長くなってきましたし、わりと初期の作品ということになりますね。
湊かなえさんのファンにとっては、待望の映画化というところでしょう。
映画には小説とは違った味わいがあります。
また、小説を読まない人はけっこういますが、映画を観ないという人はあんまりいません。
だれでも、DVDレンタルくらいしているでしょう。
そこで、湊かなえさんの作品を、より多くの人々にPRするということにもつながるわけです!
もちろん、湊かなえさん本人がもっとも得をする事は言うまでもありません(笑)
湊かなえ『少女』のあらすじネタバレ!
映画『告白』は、女教師による独白、生徒による独白、保護者による独白などを組み合わせたという手法で、ストーリーもですが、構成が絶賛されました。
ちょっと、ラストのオチが映画むけすぎるかな、と呼んだ当時は思いましたが(笑)
さて、映画『少女』のあらすじネタバレです。
文字どおり、映画『少女』のキーパーソンは少女。
由紀と敦子という少女です。
AKBの柏木さんと前田さんを意識したものではないと思われます(笑)
で、この2人の少女が、なんと、「人が死ぬのが見たい」という異常な衝動に駆られるわけです!
まさに「イヤミス」!
由紀は、転校生の紫織から、親友の自殺を目撃したことがあると告白され、これを自慢話のように受け取ります。
そして、死体ではなく、人が死ぬ瞬間が見たい!と思うのです。
一方、自殺したいと考えたことがあるという敦子は、死体を見ると死を悟ることができ、自分を強くできるのではないかと考えはじめます。
ヤバすぎる展開です……。
由紀も敦子も、それぞれ、相手には告げないで、老人ホームと小児科病棟へボランティアに行くことになります。
もちろん真の動機は人が死ぬのが見たいから!
季節は「夏」。
由紀と敦子の異常な夏休みは、どのような展開をたどるのか!?
では、ネタバレです。
『告白』もでしたが、『少女』も、ラストの急展開がすごい!
ラストで、紫織の親友の自殺の真相が明らかになり、『少女』に関するすべての謎が一気に解けるのです。
ミステリーには桐野夏生さんの某作、恩田陸さんの某作のように、オチが分からないまま終わるというものもありますが、こういう解答(ネタバレ)がハッキリ明示される方が、
読者にとってはありがたいでしょうね(笑)
ただ、異常なジャンルとはいえ、『少女』は青春ストーリーともいえます。
湊かなえ『少女』のキャストはだれ?
映画『少女』はこのように魅力的ですが、では、キャストはどうでしょう?
由紀役は本田翼さん、敦子役は山本美月さんです!
さすが、ベストセラーの映画化だけあって、豪華キャストですね。
本田翼さんは明るいキャラで知られますが、女優としても、明るいキャラを演じることが多かったので、由紀の役は不安だったといいます。
が、撮影中、湊かなえさんから適役だとほめてもらえたとかで、とても感激したようですね。
山本美月さんも、明るいキャラが多めで、やはり最初は戸惑いもあったといいます。
でも、最終的には楽しみながら芝居ができたみたいです。
さて、この本田翼さんと山本美月さんは、共演するのはこれが初めてではなく、もう4回目になるそうです。
ということは、ある程度、信頼関係も出来ていることでしょう。
視聴者としても、安心して映画を観ることができるのではないでしょうか。
まとめ
映画『少女』の解禁が非常に待ち遠しいですね!
作者も人気、原作も人気、おまけにキャストも豪華とくれば、観に行くしかありませんよね?
もっとも、映画『少女』は映画『告白』のような派手な展開にはならないようです。
とはいっても、湊かなえさんのファンであれば、最近の作風はこうしたものが多いですから、逆に、納得して観られるのかもしれませんね。
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