女優の中谷美紀さんが、ドラマ「模倣犯」(テレビ東京系/2016年放送)で主演を務めることがわかりました。
原作は小説家・宮部みゆき氏の同名作で、2002年に公開された映画「模倣犯」以来14年ぶりの映像化となっていて、テレビドラマ化は今回が初めてだそうです。
テレビ東京で主演を務めるのが初めてという中谷さんは、事件を追うルポライター、主人公・前畑滋子を演じます。
前畑は連続誘拐殺人事件の第一発見者・塚田真一や、被害者家族の有馬義男と関わり、事件の全貌に迫ると同時に、自分にこの事件のルポを書く資格があるのか苦悩するといった役どころになります。
なにやら今年、テレビ東京が新本社へ移転することを記念した「六本木3丁目移転プロジェクト」のドラマスペシャル第一弾らしいです。
いま注目の若手からベテランまで豪華なキャストが集結し、これまでに無い規模で送る大型スケールの特別番組となっています。
以前映画化をされている為、内容のネタバレやドラマのキャストについてまとめてみたいと思います!
模倣犯って?
『模倣犯』(もほうはん)は、宮部みゆきによる長編小説です。
単行本と文庫本で累計420万部を突破し、「劇場型犯罪」を徹底的に描いています。
2002年には映画化もされているそうです。
2001年11月、第55回毎日出版文化賞特別賞を受賞、2002年芸術選奨文部科学大臣賞文学部門を受賞しています。
その後大ヒットののち映画化され、2002年6月8日より東宝系にて公開。
第57回毎日映画コンクール日本映画ファン賞受賞、また観客動員数100万人以上を記録するヒット作となりました!
そして・・・2002年から14年の時を経ていよいよドラマ化されるそうです。
ドラマ模倣犯キャスト
残念ですがまだキャストや出演者については、中谷美紀さんが主演ということ以外一切情報が解禁されていません…。
ですが特設ページは開設されていますので、もうしばらく待ちましょう!
映画ネタバレ
(※ここから先ネタバレです)
東京の下町で豆腐屋を営む有馬義男の孫娘・古川鞠子が行方不明となり、10カ月後、近くの大川公園で彼女のバッグと切断された女性の腕が見つかりました。
すると、犯人を名乗る男がテレビに電話出演し、公園で見つかった腕は鞠子の腕ではないと説明します。
後日、犯人は再びテレビ局に電話し、鞠子の遺体の在り処を教え、遺体は見つかりました。
犯人はさらに電話で、殺人現場をライブ中継すると言いだします。
翌日、ある事故車から栗橋浩美と高井和明の遺体が発見されました。
そして、栗橋のマンションからテレビで公開された写真を含め、数十点の事件に関する写真が出てきたことから、警察は二人を連続殺人事件の犯人と断定し、事態は収束に向かうと思われました。
2年前、栗橋は衝動的に恋人の明美を殺してしまったのです。
そこで、友達で天才の網川に相談すると、明美の殺人を隠すために若い女性を狙った連続殺人を起こせばいいと言われ、二人は殺人を重ね、鞠子もその内の一人だったんです。
連続殺人事件が話題になっている中、網川は犯人の友人としてテレビに出演し、栗橋の無実と、他に共犯者がいることを訴えました。
網川は多数の番組に出演し、マスコミにもてはやされるようになります。
しかし、網川がその共犯者であることをルポライターがテレビの生放送で明らかにすると、追い詰められた網川は爆弾自殺を遂げます。
じつは映画の結末と小説の結末が少し違うようですね…。
もちろん映画だと再現できる時間も限られていますし、小説と一緒にするのは難しいかもしれません。
ドラマ化されるということで、当然映画よりも確保できる時間が多いため忠実に再現できる可能性の方が高いですよね。
今回のドラマ化では、映画とは違う結末になるかもしれません。
中谷さんのコメント
前畑滋子という役は、事件が起こったときのテレビの視聴者だったり、新聞や雑誌の読者の方々に一番目線が近い存在なのだと思います。
滋子自身も、一流のライターではなくて、半ばアルバイト感覚でライターをしているのですが、一念発起して(映画化もされた)「エリン・ブロコビッチ」のように、いち主婦が何かを覆してみるというところが、視聴者の皆さんも共感しやすいキャラクターではないかと…夫と共に婚家の工場に住んでいますし、思いっきり庶民派です。
そして、この作品のもっとも愛すべきところは、凄惨な事件が繰り広げられるけれど、その一方で、市井のこつこつと生きている人々の日常をものすごくいとおしく描いているところ。そんな日常の尊さをお伝えできたらいいなと思っています。
まとめ
ドラマ模倣犯のキャストとネタバレについてまとめてみました。
キャストは中谷美紀さん主演という情報しか解禁されていませんでした。
映画化と小説の原作と結末が違っていたという意見があったので、今回のドラマ化でも違った結末になるかもしれません。
原作を読んだことがない人も、小説ファンの方も是非観てください!
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