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映画「昼顔」のネタバレ予想!あらすじや公開日もご紹介

映画

2014年にフジテレビ系で放送されたドラマ「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」が映画化されます!

「昼顔」が新語・流行語大賞にノミネートされるなど、社会現象を起こした?と言われる「昼顔」ですが、脚本家はあの井上由美子先生。私は先生の脚本ドラマだと知ると必ずチェックします。

当然ドラマ「昼顔」も当時全話通して見ました。

しかし今回映画化と聞いても正直あまり期待感を持てません。

あれから2年、世の中では芸能人・著名人による不倫騒動がワイドショーやSNS上を賑やかし、週刊誌の売上にも直結するといった、とても不倫に対して不寛容な世の中です。

なぜ今「昼顔」が映画化なのでしょうか?



ドラマ「昼顔」とは?

まずドラマ「昼顔」について少し触れておきます。

タイトル「昼顔」とは、平日の昼間に夫以外の男性と不貞行為をする、つまり不倫をする人妻を指す造語だそうです。

ドラマ化された当時、ワイドショーでリアルな“昼顔妻”が何度も取上げられるるなど、話題になっていました。

ドラマのストーリーは、平凡な主婦だった紗和が、不倫を繰り返す美しい“昼顔妻” 利佳子と出会い、紗和は、非日常を生き生きと楽しむ利佳子から少しずつ刺激を受け始めます。

しかし平凡な主婦の紗和にとっては、自分とは無関係な世界だと、いつもの日常を送っていました。

そんなある日、妻がいる高校教師裕一郎とひょんなきっかけで出会い、二人はお互いに惹かれ合う関係に。そして紗和も“昼顔妻“へ・・・

紗和役の主演を上戸彩、その相手役裕一郎を斎藤工が演じました。

また平均視聴率は13.9%と高く、当時「昼顔」が新語・流行語大賞にノミネートされるなど話題を集めました。

映画「昼顔」はドラマ版の続編?

地上派でドラマとして放送され話題になった作品が映画化されることはよくあります。

原作が秀逸でドラマ化された後に、映画化されるパターン。

刑事モノに多い、ドラマで人気となりシリーズ化。

そして映画化など。

前者の場合は、大抵ドラマと映画でキャストが変わり、描くストーリーもドラマの10話分を3時間程で映画のクオリティの中、描ききります。

後者はドラマと同じキャストにプラス豪華キャストによる犯人というのが常套手段で、ドラマと設定は同じく、違うストーリーが展開されます。

さて、今回の「昼顔」はどうでしょうか?別れたはずの二人が再会する続編なのか?

それとも、映画のクオリティで描いたものでしょうか?

映画「昼顔」は、ドラマ版の続編だそうです。

キャストも、紗和と裕一郎は同じ。

そしてドラマ版で登場し、映画で登場するキャストは同じ方が演じるようです。

また、スタッフについても監督、脚本もドラマと同じ。

完全に続編ですね。

映画「昼顔」あらすじと公開日は?

続編ということで、前回のドラマを見た人は、紗和家族の悲しい結末のわりに、裕一郎側のダメージの少なさに納得がいかないという声も多かったようです。

私も当時はそう感じました。

しかし今改めて結末を見返すと、私は反ってリアルさを感じました。

不倫は必ず誰かを不幸にしますが、不倫した二人ともが同じように不幸になるとも限らない現実。

それがまた当事者たちが経験する不倫の代償のリアルさだと気づいたのです。

とはいえ、紗和は不倫を後悔することなく、夫ともお互い納得の上離婚、そして一人で再出発をするという結末でした。

そこで終わっていれば良かった「昼顔」。

続編ということは更なる不幸の始まりなのでは??

公表されているあらすじを紹介します。

別れて3年が経ち、紗和は海辺の街のレストランで働きながら暮らしていました。

一方の裕一郎は紗和とは離れた街で、妻と一緒に暮らしていますが、ある日講演で偶然にも紗和が暮らす街を訪れることになり、更に偶然にも二人は再会してしまいます。

二人は昔のことが忘れられず、再び関係を持ってしまい・・・という展開のようです。

果たして今度こそ二人が結ばれるのか??

映画の公開日は6月10日(土)です。

予告編を見てネタバレ予想!!

公表されている予告編を見てみました。

まったくハッピーエンド要素は感じられず、ドラマのような“それでも前を向いて生きて行く!!”といった雰囲気もない、バッドエンドを連想させるものでした。

また、メインキャストの二人から、台本を見てのコメントも“すごく胸が苦しくなって、涙が出てきちゃいました。”や、“ララストについてはその衝撃をいまだに受け止めきれずにいます”などと、主人公たちにとって辛い結末を想像させるコメントが寄せられています。

加えて、予告編の最後、線路らしき場所に踞る紗和に踏切音。

紗和が自殺!?

ま、予告編でそんなラストの重要シーンを見せる訳はないので、それは無いかもしれませんが、もしかして冒頭のシーンで結末を見せてから、その悲しい結果に至るまでの回想映画かもしれませんし・・・なんて、いろいろ予想ができる映画予告編でした。

必見です、ぜひ!!



まとめ

さて、大好きな脚本家先生のドラマであった「昼顔」を全話見た私が、何故?映画化に期待を持てなかったのか?いろいろ調べていて分かったことがあります。

当時はあまり自分事化できるドラマでは無く、“昼顔妻”の実態も不倫についてもそれほどテーマ自体に関心が無かったため、制作者側からのメッセージを感じることができなかったからかもしれません。

前述したように、今は“不倫”に不寛容な世の中です。

他人の不倫にああだこうだと口を出す時代。

もちろん不倫は周りを不幸にする、決してやってはいけないこと。

ただ、ここまで不寛容な時代は、私が実感している限り初めて。

監督や脚本家もドラマ制作時に「不倫の代償は必ず償ってもらいます」とコメントしていたようで、映画「昼顔」でも、同じように決して結ばれない二人が描かれ、ドロドロした展開になることは想像できます。

こんな世の中だからこそ、不貞行為を犯す登場人物たちへの制裁的な結末を期待する観客が多いのでしょうか?

一昔前の不倫の描き方は、某俳優が“不倫は文化だ”と言っていましたが、正にそういった作品が多かった気がします。

映画「昼顔」はそういった過去の不倫を美化するような作品ではなく、どうしようもなく抑えられない二人にとってそれが“純愛”であっても不貞行為であるならば、そこに待っている結末をリアルに現実を描く社会派作品に仕上がっているのかもしれません。

さすが敬愛する井上由美子先生の作品です。期待できる映画に変わりました!!

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