『いっそ、2人で○そうか、あんたの旦那』
2016年1月、広末涼子さんの主演ドラマ『ナオミとカナコ』が、フジテレビ水曜10時にスタートすることが分かりました。
広末涼子さんは、NHK『聖女』以来1年半振りに連続テレビドラマの主演を務めるだけにあたり、気合いも十分な様子。
直木賞作家、奥田英朗氏が発表したサスペンス長編小説が原作だけに、今から、どのようなドラマになるのか期待度は上がります。
情報解禁以降、現段階で判明しているあらずじやキャストについて取り上げて行きます。
原作は直木賞作家のサスペンス長編小説
『ナオミとカナコ』は直木賞作家、奥田英朗氏が、2014年に発表したサスペンス小説です。百貨店外商部で働く小田直美がとある日、大学時代の親友でもある、服部加奈子のマンションを訪ねます。
そんな加奈子の顔には痣があり、「夫に殴られた」と衝撃の告白をします。
直美はその後、仕事先の販売会で、加奈子の夫にそっくりな中国人密航者を目撃をした瞬間、加奈子に大胆な復讐案を出して来ます。
ごく普通の女性2人が完全犯罪を計画、実行することを決意します。
泥沼の日常を抜け出し、平穏な人生を取り戻そうとする2人に立ちはだかる姿を描いた作品に仕上がっています。
読者の反響は…?
原作を読んだ読者からは、このような感想が寄せられています。
『ナオミの章とカナコの章からなるこの本は、ページ数があるものの一気に読み終えた。特に、カナコの章はプラン後ということもあり、ドキドキ感が終始なくならず、目が離せなかった。カナコがDVに遭っている時、「今の自分は仮の人生の中にいる、本当の自分は別の場所にある」と考えて心の中に避難場所を作ったり、今の望みが「おいしい水が飲みたい」だったりすることに、暗澹たる気持ちになった。この二人は法律上では犯罪者なのだけれど、何が正義で何が悪なのか、わからなくなった。(中略)』
『女性2人の犯罪計画。いくらなんでも杜撰すぎない?と読み進めると、後になってそれがちゃんと計画の穴として2人を追い詰める。読者からすれば「うしろ!うしろ!」というスリルがテンポよく語られて、一気に読ませてくれました。(中略)普段サバイバルを意識しない人間からすると、その精神力に清々しさを覚えるような物語でした。 』
『これは面白い!最後までドキドキして、どうか捕まらないでと祈るように読んだ。(中略)内容に破綻が無いのも流石でした。初めはどちらかが裏切るのではと思ってたけど、二人の関係は友情を越えてて何か凄みを感じる。』
ごく一部の感想ですが、原作ならではのストーリーの展開が上手く表現されています。
果たして、ドラマ版になると、原作通りにストーリーが展開するのか、ドラマオリジナル版の展開が用意されているのか……?
まずは、読者からの原作の評判は良好であることが伺えますので、ドラマ版の期待度が少し上がった気がします。
ドラマ版キャストについて
小田直美 演:広末涼子さん(画像:右)
勝気な性格。自身が望まない職場で、日々、憂うつな日々を送るOL。しかし、親友の近況を聞いて、大胆な復讐計画を提案します。
服部加奈子 演:内田有紀さん(画像:左)
直美の大学時代の親友。夫の家庭内暴力に苦しんでいることを知った直美は、離婚を勧めるが、加奈子はおびえるばかり。そんな時に、直美の大胆な夫の復讐計画について知ることになります。
ドラマ版のキャストで分かっているのは、「ナオミ」と「カナコ」の2人です。
果たして、「ナオミ」と「カナコ」の関係人物は誰が演じるのか……新たな情報解禁まで目が離せないですね。
まとめ
2016年一発目の連続ドラマの中から、注目作が出て来ました。
ベテラン女優の広末涼子さんと内田有紀さんの2人が中心になって、様々な試練や苦悩が交錯する中、果たして、2人が願う物を手にすることは出来るのか……?
2016年は、波乱だらけの内容が織り込まれた連続ドラマと共にスタートしそうです。
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