菅野美穂の女優力はどこから来るのか?検証してみました!
2013年に俳優の堺雅人さんとご結婚され、現在は子育てにも奮闘中の女優の菅野美穂さん。
デビュー以来、数多くの作品で主要キャストを務め、さまざまなタイプの役柄に対応できる実力の持ち主です。
菅野さんのこれまでや、印象的な作品について、ご紹介します。
そこから、菅野さん女優としての実力を紐解いていきたいと思います。
Contents
菅野美穂プロフィール
名前 菅野美穂(本名 堺美穂)
生年月日 1977年8月22日
出身地 埼玉県坂戸市
血液型 AB型
所属事務所 研音
天真爛漫で明るいイメージの菅野さん、小柄でかわいい印象ですが、実は身長は160㎝もあるそうです。
中学生の頃は陸上部に所属していて、足が速くて県大会にも出場した経験があります。
趣味は旅行ということで、噂によると30回以上海外旅行に行っているようで、趣味の一つでもあるヨガの影響でインドには3回以上旅行しているようです。
そして、驚くことに一人旅も好きということで、平気でどこにでも行ってしまうといいます。
性格は、イメージ通りの陽気で明るい性格で、さらに周りにも気配りがしっかりできるということで、周りからの評判は抜群にいいそうです。
そんな素敵な菅野さんの活躍を紐解いていきましょう。
鮮烈な印象を残した『イグアナの娘』
今の方には意外なことかもしれませんが、菅野さんは元々、桜っ子クラブさくら組という女性アイドルグループの出身です。
桜っ子クラブさくら組は、1991年から1994年にかけて放送されたテレビ朝日の『桜っ子クラブ』というバラエティー番組の中心的存在です。
15歳の時に、番組内のユニット『桜っ子クラブさくら組』のオーディションに合格したのがきっかけで芸能活動を開始することになりました。
菅野さん以外のメンバーとしては、井上晴美さん、加藤紀子さん、持田真樹さん、そして後にプロ野球の広島カープを監督として25年ぶりのリーグ優勝に導くことになる緒方孝市さんとご結婚された緒方かな子さん(※当時は中條かな子)などがいます。
その後、『桜っ子クラブ』での活動をきっかけに、徐々に芸能界での活動の場を広げていくことになります。
女優としての評価が上がるきっかけ
そんな菅野さんの女優デビューは、1993年に放送された連続ドラマ『ツインズ教師』でした。
その2年後にはNHKの朝ドラ『走らんか』で、メインキャストのひとりである三浦真理役を好演。
着実に女優としての歩みを進めつつあった菅野さんが見る者に鮮烈な印象を残したのが、翌1996年にテレビ朝日系列で放送された連続ドラマ『イグアナの娘』でした。
萩尾望都の少女漫画を原作とするこのドラマで、菅野さんは主役の青島リカを演じています。
自分の顔が時としてイグアナに見えるという突飛な設定ながらも、思春期の少女の不安定な心情や母親との関係などを繊細に描き出し、多くの視聴者を魅了しました。
初回視聴率こそ7.9%にとどまったものの、その後、数字はドンドンと上昇、最終回の視聴率はなんと19.4%にも達したというのですから、驚きです。
『イグアナの娘』は間違いなく、若き日の菅野さんの代表作のひとつと言えるでしょう。
岡田恵和脚本作品での好演
前項でご紹介した『イグアナの娘』で脚本を担当していたのが、後に脚本家としてヒット作を連発することになる岡田恵和さんです。
『イグアナの娘』の後も、菅野さんは岡田さんが脚本を担当したさまざまな作品で好演されています。
具体的には、香取慎吾さんがベトナム人の青年を演じた異色作である連続ドラマ『ドク』(1996年、フジテレビ系列)や、ダニエル・キイスによる名作SFを原作とした連続ドラマ『アルジャーノンに花束を』(2002年版、フジテレビ系列で放送)(※2015年のTBS系列とは別作品)、年1作ペースで全5章に渡って放送された、聴覚障碍者の女性を主人公としたスペシャルドラマ『君の手がささやいている』(1997~2001年、テレビ朝日系列)などがあります。
中でも『君の手がささやいている』の評価は高く、第1章がATP賞’98テレビグランプリ及びドラマ部門優秀賞を、第2章が第7回橋田賞を受賞しています。
朝ドラでも大活躍
また、NHKの朝ドラでのタッグも多く、2001年放送の『ちゅらさん』、2011年放送の『おひさま』、2017年放送の『ひよっこ』の3作で、岡田さん脚本の作品に出演されています。
特に2017年放送の『ひよっこ』への出演は、菅野さんがそのひとつ前の朝ドラである『べっぴんさん』に主要キャストとして出演されていたことから、2期連続での朝ドラ出演となりました。
朝ドラへの連続出演は、あまり例のないケースと言えるのですが、岡田さんが脚本を担当されるということもあって、出演を決意されたということです。
衝撃的だったヘアヌード写真集
1997年8月22日、菅野さんの20歳の誕生日に衝撃的な写真集が発売されました。
これはただの写真集ではなく、ヘアヌード写真集ということで、大騒ぎになりました。
このころすでに、『イグアナの娘』で主演を演じて、人気女優になりつつあるタイミングでした。
まさか菅野美穂がヘアヌード写真集を出すなんてありえない、といいつつもかなり興味を引いた人は多いはずでしょう。
えっ、ウソでしょ、でも見たい!
当然ですが、バカ売れしました。
この菅野美穂ヘアヌード写真集『NUDITY』は、累計発行部数50万部以上売れたということですから、いかに多くの人が興味を抱いたのは言うまでもありません。
菅野さん自身は、女優に限界を感じていたため、新しいことにチャレンジしたいということが動機であったと語っています。
それにしても思い切ったことをするもんですね。
でもこれがきっかけで、その後の女優としての殻が破れたのかもしれませんね。
その後は破竹の勢いで、ドラマ、映画、CMと大活躍することになります。
さまざまな作品で多彩な演技
個別の作品を見ている時にはあまり意識しないケースが多いのですが、実は菅野さんはさまざまな作品で多彩な演技を見せてくれています。
たとえば、主演された連続ドラマ『キイナ~不可能犯罪捜査官~』では、驚異的な記憶能力を持つ、少し変わり者の刑事役をコミカルに好演。同じく主演された連続ドラマ『曲げられない女』では、ドラマのタイトル通り、よく言えば忖度しない、悪く言えば頑なに過ぎる一面を持つ地味目な弁護士志望の女性役を熱演されています。
また、大奥での女同士のどろどろとした戦いを描いた連続ドラマ『大奥』や、サスペンス系連続ドラマ『ギルティ 悪魔と契約した女』、さらには実在の名ピアニストであるフジ子・ヘミングの生涯を描いたスペシャルドラマ『フジ子・ヘミングの軌跡』に主演するなど、さまざまなジャンルの作品で活躍されています。
難しい役柄でも、さらりと演じてしまう菅野さんは、制作側からも起用しやすいでしょうし、見ている視聴者からしても安心して楽しむことができる数少ない女優さんであることは間違いありませんね。
バラエティ番組やCMにも引っ張りだこ
芸能界に入るきっかけがバラエティ番組だっただけあって、バラエティ系の番組でも臆するどころか、積極的に笑いまで取ってしまうのが菅野さんです。
今でこそ、俳優さんが番宣でバラエティ番組に出ていますが、菅野さんは若い頃から女優業のかたわらバラエティ番組でも全力で取り組んでいたといいます。
コントや企画物にも果敢にチャレンジする姿は、女優の時には見れない新しい発見でした。
あの自然体で天真爛漫なところは、見ている方もついつい引き込まれてしまう魅力がありますね。
印象に残るCM多数
菅野さんの活躍は、女優やバラエティ番組だけでなく、CMでもよく見かけますよね。
とにかくジャンルにこだわらずに色々なCMに起用されています。
ビールやウイスキーなどのお酒系、自動車、生命保険、食品、薬、電気製品などなど、ほとんどのジャンルをまんべんなくやりつくした感はありますね。
最近で印象的だっのは、サントリーの『角ハイボール』の2代目イメージキャラクターです。
飲み屋のママを見事に演じて、こんなお店に行ってお酒を飲みながらお話してみたいという夢を与えてくれましたね。
これをきっかけにハイボールを飲むきっかけになったという方も多いはず。
菅野さんはものすごく自然体で身近な存在であるかのような錯覚を与えてくれる魅力の持ち主です。
菅野美穂のプライベートは?
旅行好きの菅野さん、まとまったお休みが取れると海外旅行に一人で出かけてしまうこともよくあったそうです。
そんな自由人の彼女は、恋愛に関してはどうだったのでしょうか。
若い頃から一途で結婚願望もあり、とくに子供が欲しいという願望が強かったようです。
過去の熱愛では、元スマップの稲垣吾郎さんとの熱愛は有名です。
1998年のドラマ『ソムリエ』での共演を期に交際に発展したそうで、何度も、週刊誌に熱愛スクープされていて結婚間近と言われていました。
しかし、稲垣さんがなかなか結婚に踏み切れないのに愛想をつかしてしまったということでした。
それでも、その後なかなか切れ替えができずに引きずっていたといううわさもあり、菅野さん自身の恋のうわさは聞かれませんでした。
やっとつかんだ運命の人
そしてついに運命の出会いをつかみました。
2012年公開の映画『大奥~永遠~』で共演した堺雅人さんと、2013年の4月に婚姻届けを提出しました。
交際から3ヶ月でのスピード結婚ということでした。
こんなエピソードがあります。
結婚を意識していた菅野さんですから、堺さんからのアプローチの際、結婚を前提のお付き合いであるのならば交際OKということだったようです。
どうしても早く結婚したかったということがうかがえますね。
2015年8月、念願の第一子を出産。
現在は、子育てに奮闘しながらも、女優として、映画やドラマにも出続けています。
菅野美穂まとめ
元気をもらえる女優さん、そんなイメージがあります。
母親になって、さらに演技の幅が広がったようにも感じますね。
まだお子さんは小さいのにもかかわらず、女優業に復帰されています。
そんな大変さを全く感じさせないのも菅野さんのポテンシャルの高さを証明していますね。
これまでに数多くの作品に出演し、もはや、ドラマで見るのが当たり前となった感さえある菅野美穂さん。
時には、アッと驚くこともしてくれる意外性もあります。
今後のさらなる活躍にも期待ですね。