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「いつ恋」第10話のあらすじとネタバレ紹介!視聴率や感想は?

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

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階段から転がり落ち、救急入院した音(有村架純)。果たして音(有村架純)は大丈夫なのでしょうか?

そして、練(高良健吾)に別れを告げに行く前に音(有村架純)が書いた手紙は、一体誰にあてたものなのでしょうか?

手紙にはきっと大事なことが書かれていると思いますが・・・。

さて、いよいよ最終話「永遠の約束」では、どんな結末が待っているのでしょう。

 



 

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第10話のあらすじ

陸橋の上で揉み合いになり、階段から転がり落ちた音(有村架純)は御園総合病院に緊急搬送される。

木穂子(高畑充希)にも連絡が入り、朝陽(西島隆弘)や職場の人も病院に駆けつけた。

 

 

静恵(八千草薫)の家で、劇団で使う着ぐるみ3体をミシンがけする小夏(森川葵)。

「気付いてた?最近、小夏ちゃん、ヘリコプターの音とか聞いても怖がらなくなった」と晴太(坂口健太郎)が練(高良健吾)に言う。

小夏(森川葵)の回復が晴太(坂口健太郎)のおかげだと思う練(高良健吾)。

「ありがとう」と晴太(坂口健太郎)に感謝するのだった。

 

その時、練(高良健吾)に木穂子(高畑充希)から電話が入る。

音(有村架純)が病院に運ばれたと聞き、驚いた練(高良健吾)はタクシーで病院に駆けつける。

 

 

病院に駆けつけた練(高良健吾)たちは、ドクターから音(有村架純)が頭を強打し、脳の神経に小さな傷ができ意識不明になっていると説明を受ける。

「びまん性軸索損傷」のため、脳の内部で神経細胞が断裂している状態だという。

ただ、幸いなことに命に別状はなく、意識の回復を待つことになった練(高良健吾)たち。

 

 

待合室で待機している朝陽(西島隆弘)と練(高良健吾)の元に、音(有村架純)のバックを持った明日香(芳根京子)がやってくる。

ひったくり犯として捕まった若者を助けるため、音(有村架純)に警察で証言してほしいと懇願する明日香(芳根京子)。

状況を知らない明日香(芳根京子)に苛立った朝陽(西島隆弘)は、「今、意識がないんだよ!」と語気を荒げる。

 

 

音(有村架純)の状態を聞き、ショックを受けた明日香(芳根京子)は、

「私のせいでケガしてもうて。放っといてくれたらよかったのに」と涙ぐむ。

明日香(芳根京子)を慰めようと、ペットボトルのお茶を渡す練(高良健吾)。

「杉原さんは放っておかない。通り過ぎたりしない」と明日香(芳根京子)に言う。

 

 

明日香(芳根京子)が持ってきた音(有村架純)のバックが待合室のソファに置いてあるのに目が留まった朝陽(西島隆弘)。

バックを手に取ろうとした時、中身がこぼれ落ちてしまう。

朝陽(西島隆弘)は、落ちた物を片付けようとして白い封筒を2通見つける。

 

 

封筒の中から手紙を取り出す朝陽(西島隆弘)。

それは音(有村架純)にあてた母(満島ひかり)からの手紙だった。

手紙を読み、それが音(有村架純)にとって大事なものだと感じた朝陽(西島隆弘)。

もう一通の「お母さんへ」と表に書かれた手紙を手に取ったとき、木穂子(高畑充希)が現れる。

 

 

「曽田さんはこの手紙を届けるために北海道に来たって。僕だったらどうしたかなあと思いました」

母からの手紙のことを音(有村架純)から聞いていた朝陽(西島隆弘)は、木穂子(高畑充希)にそう呟く。

練(高良健吾)のように届けたりしない方が普通だと答える木穂子(高畑充希)。

もう1通の手紙を手にした朝陽(西島隆弘)は、ここに音(有村架純)の本当の思いが書いてあるんじゃないかと言う。

「僕か曽田さんか、どっちを選んだのか」と手紙を見るのを恐れる朝陽(西島隆弘)に、

「心配しなくても、彼女、井吹さんを選んでました」と木穂子(高畑充希)。

「今は恋人として無事を祈ってあげればいいと思います」

たまたま二人の会話を聞いていた練(高良健吾)は、黙って側を離れるのだった。

 

 

徹夜で待機していた3人。

朝になり、病室で寝ていた音(有村架純)がようやく目覚める。

待機していた3人の元に、看護師がやってきて音(有村架純)が目覚めたことを伝える。

「事故前のことでしょうか。あの子は悪くない。あの子を助けてって」としきりに言っていたという。

 

 

病室の前まで行くと、中から音(有村架純)の笑声が聞こえてきた。

その声を聞いた練(高良健吾)は、安心した様子でその場を立ち去って行く。

会わずに帰って行く練(高良健吾)の後ろ姿に目をやる木穂子(高畑充希)だった。

 

 

病室に入っていく朝陽(西島隆弘)と木穂子(高畑充希)。

「転んでもた」と苦笑いの音(有村架純)。

「あの男の子、どうなったか知ってる?」と音(有村架純)。

「ひったくりのこと?」と木穂子(高畑充希)。

「違うの。ちゃんと許してもらったの、あの子。助けてあげないと」と起きようとする音(有村架純)。

彼女を静止する朝陽(西島隆弘)に、「多分、練が行ったと思う」と木穂子(高畑充希)が言う。

 

 

「見たことを正直に話そう」と、練(高良健吾)は明日香(芳根京子)と一緒に警察に向かう。

 

 

病室では眠りについた音(有村架純)の寝顔を、複雑な思いで見つめる朝陽(西島隆弘)だった。

 

 

後日、柿谷運送を明日香(芳根京子)と若者(葉山奨之)が訪れる。

音(有村架純)にお礼をするために病院に行ったが、すでに退院していたので、お礼の品物を渡してほしいと言う明日香(芳根京子)。

連絡先を教えるから、直接渡してほしいと練(高良健吾)は言う。

 

 

退院した音(有村架純)は、朝陽(西島隆弘)と共に自分のアパートに戻って来る。

朝陽(西島隆弘)が医療訴訟の記事を書いた雑誌をうれしそうに見せる音(有村架純)。

 

しかし、朝陽(西島隆弘)は黙ってその雑誌を自分のカバンにしまいながら言う。

「ずっと言えなかったんだけど、親父からお見合いしろと言われてるんだよね」

唖然とする音(有村架純)。

「この間と話が違うと思うかも知れないけれど、結婚となると立場的に一人では決められないんだ」

朝陽(西島隆弘)の言葉に何も返せない音(有村架純)だった。

「距離を置くっていうか・・・別れようか」と言う朝陽(西島隆弘)。

「ごめんなさい。私がそんな嘘つかせてる」と音(有村架純)。

「嘘じゃない。僕はもう君のこと好きじゃない」と朝陽(西島隆弘)。

「私はもう決めて・・・」と言いかけた音(有村架純)に、

「恋愛って決めることじゃない。いつのまにか始まってるものでしょ」と朝陽(西島隆弘)が言う。

 

 

病室で音(有村架純)が寝ている間に、母(満島ひかり)の手紙を読んだ朝陽(西島隆弘)。

「一番じゃなくていい。2番目でいいって言ったけど間違ってた。大切に思う人に順番なんてつけられないんだから」と言う。

「ごめんね。悩ませて。君に甘えて、逃げ道を塞いでた」と音(有村架純)の肩にそっと手を添える。

涙が流れる音(有村架純)に、「僕を選んだらだめだ」ときっぱりと朝陽(西島隆弘)は言う。

「僕はもう君のこと好きじゃない。いつか、またご飯食べに行こ。4人で」

優しく語りかける朝陽(西島隆弘)。

音(有村架純)のアパートを出て、空を見上げる朝陽(西島隆弘)の表情にはすがすがしい笑みが浮かんでいた。

 

 

涙でくしゃくしゃになった顔を洗う音(有村架純)。

その時、音(有村架純)の携帯が鳴った。

急を知らせる声に、「はい、林田音です」と答える音(有村架純)だった。

 

 

スーツ姿で小夏(森川葵)の元に現れた晴太(坂口健太郎)。

「就職してきた」と浮き浮きした様子の晴太(坂口健太郎)に、「よく受かったね」と驚く小夏(森川葵)。

「嘘つくの得意だしね。人を騙すのって簡単だしね」と嘯く晴太(坂口健太郎)。

その言葉を聞いた小夏(森川葵)は、晴太(坂口健太郎)の心を見透かしたように言う。

「子供って嘘つくじゃん。子供が嘘つくのは本当のこと言って、信じてもらえなかった時からなんだって」

着ぐるみを着た晴太(坂口健太郎)は、気持ちを隠すように小夏(森川葵)から離れ、後ろを向いてしまう。

 

「私には嘘つかなくっていいよ。私は晴太の嘘も本当も全部まとめて信じてあげる」

と、晴太(坂口健太郎)の背中に向かって言う小夏(森川葵)。

「意地悪なとこも、天の邪鬼なとこも、子供っぽくて生意気なとこも全部。そしたらいつか晴太も素直に」と言いかけた時、晴太(坂口健太郎)のすすり泣く声が聞こえてきた。

泣き顔を見せたくない晴太(坂口健太郎)はライオンの頭をかぶり、「俺、小夏ちゃんのことが好きです。始めて会った時から大好きです」と打ち明ける。

小夏(森川葵)が着ぐるみの頭を外すと、泣き顔の晴太(坂口健太郎)が小夏(森川葵)にキスをした。

 

 

一か月後。

 

 

会社に私物を取りに来た兄和馬(福士誠治)が、妻の実家の旅館で働くことにしたと朝陽(西島隆弘)に言う。

「負けんな」と朝陽(西島隆弘)の肩をポンと叩き、去って行った。

 

父(小日向文世)と事業の事で話ができる関係になった朝陽(西島隆弘)。

「資産を売却するより、後継者を育てることで多くの利益が生まれるはずです」と父(小日向文世)に進言する朝陽(西島隆弘)。

「そんな結果が出るのは10年後、20年後のことだ」と父(小日向文世)。

「はい、自分はいずれ要職に就いた時のことを考えてお話ししています」と朝陽(西島隆弘)。

「まず、利益になる話を先にしろ。やり直し」と言う父(小日向文世)は、朝陽(西島隆弘)を後継者として認めているのだった。

 

 

デザイン事務所で仕事をする木穂子(高畑充希)。

同じ事務所で働く彼氏が、さりげなくデスクに1枚のデザイン画を置いていく。

そこには、「Will you marry me?」と書いてあった。

缶コーヒーを飲み干した木穂子(高畑充希)は、思わず「イエス」と嬉しそうに声を上げた。

 

 

練(高良健吾)は、退院してから音沙汰の無い音(有村架純)のことが気になり『春寿の杜』にやってくる。

施設の前で練(高良健吾)を見かけた船川(永野芽郁)が声をかける。

練(高良健吾)は、船川(永野芽郁)に音(有村架純)の様子を尋ねてみる。

すると、船川(永野芽郁)から、音(有村架純)が施設を退職したこと、北海道のおじさんが亡くなり、一か月前から北海道に行っていたことを教えられる。

足が悪いおばさんが一人では生活できないので、北海道に帰ることになったと言うのだった。

朝陽(西島隆弘)はどうしているかと、船川(永野芽郁)に聞くと、令嬢とお見合いすることになったと言う。

怪訝な表情の練(高良健吾)だった。

 

 

音(有村架純)はアパートの部屋で引っ越しのための荷造りをしている。

母(満島ひかり)充てに書いた手紙を手に取ると、そこに書いた自分の気持ちを心の中に納め、ちぎって捨ててしまう。

 

 

「お母さんへ。お母さんに手紙を書くのは何年ぶりかな。久しぶり、お母さん。音は27歳になりました」

 

部屋を綺麗に片付けながら、音(有村架純)は心の中で母(満島ひかり)に語りかける。

 

「音は今、何と東京に住んでる。雪が谷大塚という坂の多い街で、1階にラーメン屋さんのあるアパート。今はずっと介護の仕事をしています。立派な資格も持っているんですよ」

「休みくれとか、もっと給料くれとか思う。大変は大変。でも、ありがとうと言われると頑張ってよかったなと思える。努力って時々、報われる」

「ちょっとの良い事があれば、夜、寝るときに思い出せる。優しい気持ちになれる」

 

「深夜の街を走り抜けて行くバス、後ろから3番目の座席に座った引っ越し屋さんと介護福祉士さん、お疲れ様でした」

 

「世の中って綺麗なものなのかな。怖いものなのかな。混ざってるのかなって思った。だから、綺麗なものは探さないと見つからない。そんな事を教えてくれた人がいた

 

 

すっかり片付き何も無くなった部屋に横たわり、東京での日々を思い浮かべる音(有村架純)。

 

 

「一人で観る景色と二人で見る景色は全然違ってたよ」

「お母さんにお願いがあるの。私の恋を仕舞っておいてください。私ね、お母さんが言う通り好きな人と出会えたよ。ちゃんと恋をしたよ

 

白桃の缶詰を開ける音(有村架純)。

 

「6歳の私に教えてあげたい。あなたはいつか一人じゃなくなるよ。その人はトラックに乗って現れる

「恋をすると楽しかったことは二倍になるよ。悲しかったことは半分になるよ。それまで待っててね。この恋は私の大切な思い出です。お母さん、どうか仕舞っておいてください」

 

缶詰を食べ終える音(有村架純)。

 

 

夜、雨が降りしきる中、音(有村架純)の住んでいたアパートを訪れる練(高良健吾)。

部屋の中は何もなくなっている。

 

 

思わず音(有村架純)に電話する練(高良健吾)。

電話に出る音(有村架純)。

「何?」

「アパートの前にいます。今どこですか?」と練(高良健吾)。

「北海道やけど。さっき着いたとこ」と音(有村架純)。

「いいんですか。それじゃあ」と練(高良健吾)。

「振り出しに戻っただけや。また、この町で暮らすだけ、何も変わってへん」

電話を切ろうとする音(有村架純)。

「俺、まだ返事もらってません。俺、そっち行きます。月曜の夜6時に、あのファミレスで待ってます」

練(高良健吾)の言葉に返事をせずに電話を切る音(有村架純)だった。

 

 

朝日を浴びながら、北海道に向けトラックを運転する練(高良健吾)。

 

 

夜になり、ファミレスで待つ練(高良健吾)の元へ、昔からの黄色いフードコートを着た音(有村架純)がやって来る。

「どうも」と素っ気なく挨拶する音(有村架純)。

勝手にコーヒーを注文した音(有村架純)に、「お腹空いてませんか」と練(高良健吾)が尋ねる。

無言のままの音(有村架純)。

 

 

「ありがとう。勝手なことを言ったのに来てくれて」

改めて頭を下げ、おじさんが亡くなったことに、お悔やみを言う練(高良健吾)。

 

「びっくりしました。急に引っ越しされたんで」と練(高良健吾)は言う。

無表情のまま、すいませんと謝る音(有村架純)。

 

空っぽの部屋を見て、複雑な心境になったことを告げる練(高良健吾)。

「あの部屋、気に入っているって言ってたから・・・」と言う練(高良健吾)に、

「最悪の部屋でしたよ。結露ひどいし、カビ生えるし、駅から遠いし」と文句を並べる音(有村架純)。

「お仕事も辞められたんですね」と聞くと、

「やっと。頑張ったんですけどね。5年も働いて1回も給料上がんなかったんですよ。最悪の職場でした」と音(有村架純)。

 

 

なおも話を続けようとする練(高良健吾)に、

「東京の話はもういいです。嫌な事しかなかったから思い出したくないんです」と音(有村架純)。

 

 

音(有村架純)の顔を見つめた練(高良健吾)は、話題を変えようとメニューを手に取る。

「何か食べませんか?俺、お腹空いてるんで」

「一人で食べればいいじゃないですか」と素っ気ない音(有村架純)。

「杉原さんとご飯食べるの、久しぶりだから」と練(高良健吾)。

「別に」と音(有村架純)。

 

 

音(有村架純)の返事を待たずに、練(高良健吾)は注文を進める。

「一応、二人分頼みますね。前来た時は何ハンバーグ頼んだんでしたっけ?」

さあと、頭を傾げる音(有村架純)。

練(高良健吾)は、大根おろしとデミグラスのハンバーグセットを注文する。

「トマト・・・」と呟く音(有村架純)。

 

「前みたいに分けますね」と嬉しそうにする練(高良健吾)に、

「トマトのやん。前頼んだんはトマトソースのと大根おろしのやん」と言う音(有村架純)。

練(高良健吾)は、しまったという顔をするが、気を取り直して「そうだ。トマトの、おいしかったですよね」と答える。

「覚えてないから」とつっけんどんな音(有村架純)だった。

 

 

練(高良健吾)は、始めて会った時を思い返すかのように懐かしそうに話しを始める。

「杉原さん、あの時、東京の家具屋さんは広いから、道に迷うのは本当ですかって!」

「言ってません」とむきになる音(有村架純)。

「家具屋さんでは迷ってません」

練(高良健吾)が、どこで迷ったのかと聞くと、

「六本木ヒルズ」と答え、思わず笑ってしまう音(有村架純)と練(高良健吾)。

「杉原さん、六本木ヒルズ行くんですか?」と感心する練(高良健吾)に、

「東京に住んで6年だったから、何回かは・・・」と音(有村架純)。

 

「あそこ、こうなりませんか?」と首を上に傾げてみせる練(高良健吾)。

ビルを見上げたら田舎者だとバレルから見上げるなと、会社の先輩から言われたと話す練(高良健吾)。

「それ言ったら、お腹空いた犬はみんな見上げてるじゃないですか」と反論する音(有村架純)。

「サスケだって・・・」と言い、やっと心を開く音(有村架純)だった。

 

 

「サスケ元気にしてますか?」と音(有村架純)が聞く。

サスケの顔が音に似てきたと冗談を言う練(高良健吾)。

サスケの話題で盛り上がり、笑顔を返す音(有村架純)と練(高良健吾)だった。

 

 

練(高良健吾)が、今度は、サスケを連れて来るからと言うと、真剣な表情になる音(有村架純)。

「連れてきます。杉原さんが迷惑でも」と練(高良健吾)が言いかけた時、それまで抑えていた感情を吐き出すように話し出す音(有村架純)。

 

「迷惑ちゃうよ。嬉しいよ。嬉しいに決まってるやん。今かてめちゃ嬉しいよ。来てくれて」

 

しかし、足の悪いおばさんが一人で暮らすのは無理なこと、井吹(西島隆弘)が優しくしてくれて、今更、東京には帰れないことを告げる。

 

「ここで暮らす。引っ越し屋さん、好きやで、好きなんやわ、それはホンマに」と本心を伝える音(有村架純)。

音(有村架純)は、優しい笑みを浮かべ、サスケの写真を送ってくれるように練(高良健吾)に頼む。

「これで安心して、振り出しに戻れるわ」と音(有村架純)。

 

 

その時、大根おろしとトマトソースのハンバーグが運ばれてくる。

注文していないトマトソースのハンバーグが出てきたことに驚く二人。

「運いいですね」と練(高良健吾)。

「そんなちょっとの運ある?」と音(有村架純)。

 

ハンバーグを取り分けながら、練(高良健吾)は真摯な顔で言う。

振り出しじゃないですよ。今の杉原さん。全然違います」

人が頑張ったのって、心に残るんだと思います。杉原さんの心にも、出会ってきた人たちの心にも、僕の心にも」

「北海道、遠くないです。何回でも来ます。道ありますから。そこ走って来ます。」

「会津に行く約束だって、まだ果たしてないです。猪苗代湖だって見せたいし、じいちゃんの種の大根も食べてもらいたい」

 

「道があって、約束があって、ちょっとの運があればまた会えます」と練(高良健吾)が言う。

思わず涙ぐむ音(有村架純)も、また「会える」と言う。

「僕も、杉原さんのことが好きです」

「はい」と頷く音(有村架純)。

 

 

ハンバーグをおいしそうに食べる二人。

 

 

ファミレスを出ると、外では雪がちらついていた。

音(有村架純)の手を取る練(高良健吾)。

 

ファミレスの駐車場に止めていたトラックに乗る二人。

座席で頭に降りかかった雪を払いのける音(有村架純)と練(高良健吾)。

 

練(高良健吾)が音(有村架純)の唇にそっとキスをする。

 

トラックを包むように雪が降り注いでいた。

 

「出て、右行って左」と音(有村架純)が言う。

「近道?」と聞く練(高良健吾)。

「ううん。遠回り」と音(有村架純)。

 

走り出すトラック。

道端には青い小さな花が咲いている。




 

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第10話の視聴率は?

平均視聴率は10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第10話の感想

思わぬ展開になった最終話でしたね。

朝陽(西島隆弘)と結婚する気持ちを固めていた音(有村架純)。

しかし、手紙を読んだ朝陽(西島隆弘)は真実を知ってしまい、自ら身をひきました。

 

音(有村架純)は、一人きりになったおばさんを見捨てることはできずに、一度は恋を捨て、北海道で暮らす決意をしたのです。

しかし、ファミレスで再会した練(高良健吾)との会話で、頑なだった音(有村架純)の気持ちが揺れて、徐々に自分に正直になるのが分かりましたね。

音(有村架純)は、練(高良健吾)への未練を振り払うためにわざと素っ気ない態度を取ったのでしょうが、練(高良健吾)の強い思いに音(有村架純)の心が共鳴したのですね。

 

でも、母への手紙には、「6歳の私に教えてあげたい。あなたはいつか一人じゃなくなるよ。その人はトラックに乗って現れる」と書いてありました。

音(有村架純)は、練(高良健吾)が自分に会いに来てくれることを確信していたのではないでしょうか。

 

北海道での生活を選んだ音(有村架純)に、練(高良健吾)は物理的な距離よりも大事なものがあることを伝えました。

今すぐは無理でも、きっと、二人の未来には幸せが待っていると思います。

 

タイトルの「いつかこの恋」とは過去形になった終わってしまった恋ではなく、今、進行しているこの恋こそが音(有村架純)の大事な思い出として、

きっと永遠に心に残っていく宝物なのだということではないでしょうか。

いつかはまだわからない未来に、泣いてしまうぐらいに大切な思い出として残る恋を、音(有村架純)は今しているのです。

 

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第10話のまとめ

紆余曲折はありましたが、ハッピーエンディングとなった「いつ恋」。

ワーキングプアや震災など、不条理と思える設定は世相を反映しているのでしょうか。

重苦しい展開で、最悪の結末の予感と謎めいたタイトルのドラマでしたが、最後で救われた気持ちになった人が多かったのではないでしょうか。

現実はもっと厳しいかも知れませんが、希望を持って生きることが一番大切なんだと教えてくれました。

いつまでも心に残るドラマだったと思います。

 

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