音(有村架純)の心の中に、練(高良健吾)の存在があることを知った朝陽(西島隆弘)。
音(有村架純)に、結婚するか別れるかの2択を迫りますが、音(有村架純)は返事を躊躇います。
母の火葬の日、一人ぼっちで見た空の色が忘れられない音(有村架純)。
記憶にいつまでも残っているその光景を、音(有村架純)は練(高良健吾)に伝えることができました。
音(有村架純)と練(高良健吾)の距離が線から点になるかと思われたその瞬間、またしても運命は悪戯をします。
さて、第9話「決意のとき、別れの夜」では、何が起こるのでしょうか。
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第9話のあらすじ
「杉原さん。好きです」
練(高良健吾)の告白を聞いた音(有村架純)が、何かを言おうとしたその時、朝陽(西島隆弘)が現れる。
ドアを開けた朝陽(西島隆弘)は、練(高良健吾)を睨みつけるが、思い直したように笑みを作り、「さっきはどうも」と会釈をする。
朝陽(西島隆弘)は、練(高良健吾)の似顔絵に気づくが、知らぬふりをして、「電車で帰ってきたの?」と音(有村架純)に聞く。
「隣のご夫婦が喧嘩してて。何だっけ、ご夫婦の名前?」と話題を振ろうとするが、押し黙ったままの音(有村架純)と練(高良健吾)。
いたたまれず朝陽(西島隆弘)が「僕が帰った方がいいですか」と言い出す。
練(高良健吾)が、朝陽(西島隆弘)に外で話をしたいと言う。
しかし、「お話しすることはありません」と突っぱねる朝陽(西島隆弘)。
練(高良健吾)が、二人に頭を下げて帰ろうとすると、朝陽(西島隆弘)が練(高良健吾)を呼び止めた。
音(有村架純)が描いた似顔絵を手渡す朝陽(西島隆弘)。
二人のいる部屋を見上げながら帰って行く練(高良健吾)だった。
静恵(八千草薫)の家に帰ってきた練(高良健吾)。
食事の支度をしている晴太(坂口健太郎)に、「今日、小夏どうしてた?」と聞く。
「ずっとボウリングしてた」と答える晴太(坂口健太郎)。
呼び鈴が鳴る音がして、玄関に練(高良健吾)が出ると、朝陽(西島隆弘)が訪ねて来ている。
「さっきは申し訳ありませんでした。追い返すようなことをしてしまって」と朝陽(西島隆弘)。
「2年交際して、結婚の話も進めています。曽田さんも、今後は常識的な範囲で考えていただければと思っています」
「仮にそれで聞き入れられないということでしたら、示談、和解のお礼をさせていただきたいと思います」
それを廊下で聞いていた小夏(森川葵)と晴太(坂口健太郎)。
「練の好きは買えないよ。練の好きはお金に変えられるようなものじゃないの」と朝陽(西島隆弘)に食ってかかる小夏(森川葵)。
「帰らないと、杉原さんに教えるよ」
「小夏ちゃんの言うとおりだよ」と晴太(坂口健太郎)が似顔絵を持ってくる。
「馬鹿じゃないの、練が杉原さんを好きな気持ち、なめんな」と言い捨てる小夏(森川葵)。
追い返された朝陽(西島隆弘)は、持っていた鞄を道路に投げつける。
そこへ父(小日向文世)から電話が入る。
気持ちを取り繕い、電話に出る朝陽(西島隆弘)だった。
部屋で母からの手紙を読みかえす音(有村架純)。
「時に人生は厳しいけど、恋をしている時は忘れられる。恋をして、いつかたった一人の人を出会えるといいね」
思いにふける音(有村架純)だった。
神部(浦井健治)がやってきて、「杉原さん、シフト辛くない。もう少しゆるくする?」と音(有村架純)を気遣う。
朝陽(西島隆弘)と音(有村架純)が結婚するという噂が職場に知れ渡っているのだった。
小夏(森川葵)に、実家から野菜が入った段ボール箱が届いていた。
添えてあった母からの手紙には、
「元気ですか。近所の方たちから野菜をもらったので送ります。ちゃんとご飯食べてますか。練くんと食べてください」
手紙を見ながら、小夏(森川葵)が母と携帯で話しているところへ、練(高良健吾)が帰ってくる。
練(高良健吾)が電話を替わると、小夏(森川葵)の母から、祖父(田中泯)が種を蒔いた大根が育ったので収穫をしにこないかと言われる。
小夏(森川葵)と晴太(坂口健太郎)が部屋で話をしている。
「カッパなんか作ったって楽しくないし」と言う小夏(森川葵)。
「何をするじゃなくて誰とするかだと思うけどな。楽しんでくれる人がいれば楽しくなると思う。僕は小夏ちゃんとなら何をしていても楽しい」と晴太(坂口健太郎)。
「晴太ってさ、なんで普通に好きって言わないの?いつも、そうじゃない」と、段ボール箱に片付けものを入れていた小夏(森川葵)が晴太(坂口健太郎)に向き直る
「なんかさ練の次でいいって言ったり、バイト紹介しておいて助けたり、何かいちいち言うことが嘘っぽかったり」
「晴太の好きって何か不自然。晴太って何?何か隠してる?」
晴太(坂口健太郎)は小夏(森川葵)に謎を出す。
「1、オオカミに育てられた」
話をはぐらかされた小夏(森川葵)は頭を傾げる。
「2、実は地球人じゃない」
「3、両親が仮面夫婦だった。両親はそれぞれ恋人がいて、でも子供の前ではずっと仲のいいフリをしていた。それが嫌で、15歳の時に受験会場からそのまま家出してきた」
小夏(森川葵)は晴太(坂口健太郎)を正面から見つめ、答える。
「・・・3」
「ブー」とおどける晴太(坂口健太郎)。
「3でしょ。絶対に3、3だね」と声を張り上げる小夏(森川葵)だった。
練(高良健吾)に会いに、木穂子(高畑充希)が訪れた。
炬燵に向き合って座り、お茶を飲む練(高良健吾)と木穂子(高畑充希)。
「元気してた」と尋ねる練(高良健吾)。
「相変わらずだよ」と木穂子(高畑充希)。
「5年ぶり。静恵さんからも話は聞いてて」と言う練(高良健吾)に、
「連絡しなかったくせに」と拗ねてみせる木穂子(高畑充希)。
「5年・・・いい女になったやんっと言わんと」と木穂子(高畑充希)。
「いい女になった」と練(高良健吾)。
笑いながら木穂子(高畑充希)が言う。
「言わんでよか」
練(高良健吾)がいなかった間に、いろいろ変わってしまっていること、音(有村架純)に彼氏ができたことを話す木穂子(高畑充希)。
練(高良健吾)の反応に違和感を覚えた木穂子(高畑充希)は、練(高良健吾)の顔を覗き込む。
「まだ好きなの?」
「言った?」と木穂子(高畑充希)。
「言った」と答える練(高良健吾)。
「まじか。人の彼女・・・」
音(有村架純)から練(高良健吾)のことを見つけたと聞いた木穂子(高畑充希)は、付き合っている彼氏を捨てられないから、結局練(高良健吾)に会いに行けなかったと言う。
でも、音(有村架純)は練(高良健吾)に会いに行ったのだった。
「遅刻したり迷ったりしたけど、二人はもう同じ船に乗っちゃってるんだよ。進むしかないよ」と言う木穂子(高畑充希)。
「相手の方がいるし・・・」と優柔不断な練(高良健吾)に、
「優しいと、優しすぎるは違うよ」ときっぱりと言う木穂子(高畑充希)。
「恋愛って不平等なんだよ。奇数ははじかれるの。仕様がないよ」
思い詰めた練(高良健吾)の表情を見て、木穂子(高畑充希)は明るく言う。
「頑張りな。私も相変わらず楽しくやってるから」
「ありがとう」と答える練(高良健吾)だった。
『春寿の杜』のダストボックスにゴミ袋を持ってきた音(有村架純)。
側にある再生紙用の段ボール箱にまだ綺麗な便箋が置いてあるのを見つけ、手に取る。
夜、寝ようとして寝付かれない練(高良健吾)。
「杉原さん」と携帯にメールを打ちかけては止める。
布団に横になるが、どうしても気になる練(高良健吾)は、再び携帯を手に取り、「会いたいです」と打ち、しばらくためらった後、送信ボタンを押す。
練からのメールを見る音(有村架純)。
複雑な思いにかられ携帯をそのまま床に置き、電気を消して寝ようとする。
寝付けない音(有村架純)は、携帯を手に取ると、「お疲れ様です。私もあい・・・」と打ちかけて、「今はまだ会えません」と入力し直し、送信する。
「声が聞きたいです」とメールを返す練(高良健吾)。
音(有村架純)から電話がかかってくる。
練(高良健吾)は、似顔絵を描いてもらったお礼を言い、会津に大根の収穫に行ってこようと思っていると伝える。
「もしよかったら一緒に行きませんか」と練(高良健吾)。
「休み合わせるの難しいかも」と音(有村架純)。
「じゃあ、もし上手くあったら」と練(高良健吾)。
「ごめんなさい。今日はもう寝ないと」と電話を切る音(有村架純)だった。
ある日、朝陽(西島隆弘)は記者時代に取材した弁護士と偶然出会う。
彼は、朝陽(西島隆弘)が書いた記事のおかげで医療裁判を勝訴できたと褒めたたえる。
若い弁護士にも朝陽(西島隆弘)の話をよくすると言う。
「間違ってもいい。失敗してもいい。嘘のない生き方をしましょう、君はいつもそう言ってた」と朝陽(西島隆弘)に言うのだった。
しかし、この弁護士は朝陽(西島隆弘)の父(小日向文世)が買収し、リストラ対象となった企業の弁護士だった。
顔見知りの弁護士に交渉を押し切られて帰ってきた朝陽(西島隆弘)を父(小日向文世)は厳しく叱咤する。
「向こうの弁護士に押し切られて帰ってきたのか。がっかりさせないでくれよ」と父(小日向文世)。
「あの女どうした。お前みたいなのは早く結婚をしたほうがいい。むしろ、ああいう貧しくて貪欲な女の方が合ってる。女房に尻を叩かれたほうがやる気が出るだろ」
「あれは大した玉だ。嘘がバレても弁解しなかった。きつく当たったが怒りも泣きもしなかった。自分を一度捨てたことがある人間なんだろうなあ」
朝陽(西島隆弘)は、社長室を出ると、廊下にしゃがみ込み、大きくため息をつくのだった。
晴太(坂口健太郎)は小夏(森川葵)をボウリングと思わせて、小夏(森川葵)が以前所属していた「劇団まつぼっくり」の練習会場に連れて行く。
渋々ついて行った小夏(森川葵)は、劇団の練習を観客席から見ながら、目から涙が溢れてくる。
「うざい、何なの、いつもいつもみすかしたみたいに。何であたしなの」と小夏(森川葵)は言う。
晴太(坂口健太郎)は、小夏(森川葵)を慰めるように、「嬉しい時に嬉しい顔をする、悲しい時に悲しい顔をする、ウソがないもん」
そんな人は今までいなかったと晴太(坂口健太郎)が言う。
「晴太も泣けばいいじゃん」と小夏(森川葵)。
晴太(坂口健太郎)は、「泣いたことないからわかんないよ」と答える。
小夏(森川葵)は、ハンカチを晴太(坂口健太郎)の手に握らせ、そっと手をつないだ。
夕方、『春寿の杜』で、朝陽(西島隆弘)が音(有村架純)の仕事が終わるのを待っていた。
音(有村架純)を「散歩行かない?」と誘う朝陽(西島隆弘)。
買ってきたきんつばを音(有村架純)に手渡し、「園田さんとよく行ったみたいにさ」と言う。
川辺の並木道を散歩しながら、朝陽(西島隆弘)は、医療裁判で知り合った弁護士と会ったことを話す。
「あの頃の自分のほうが好きだなあって。昔の自分を思い出すといつも寂しくなる。でも今更戻れない。もう嘘をつきたくないから本当のことを言います」
「僕の今の仕事は、まじめに一生懸命、家族のため、会社のために働いてきた人たちに首を言い渡す仕事です」
父の言われるまま企業買収の仕事をしていることを音(有村架純)に打ち明ける朝陽(西島隆弘)。
「君の前ではいつも笑顔でいる。君が大切にしている仕事や部屋も僕が守る。」
「君だけを好きでいる。これが今の僕が選んだ一番幸せな現実です」
「音ちゃんが誰を好きでも構わない。世の中には2番目、3番目に好きな人と幸せになった人の方がきっと多いはずだよ。恋から始まらなくていい。ここで生きよう、一緒に生きよう」
夜になり、帰り道で、音(有村架純)は、迷子になって泣きじゃくる男の子をなだめている練(高良健吾)を見かける。
男の子の母親がやってきて練(高良健吾)に礼を言い、子供を連れて帰って行った。
安心した練(高良健吾)が帰って行く後ろ姿を、じっと見つめる音(有村架純)。
その目には涙が滲んでいた。
練(高良健吾)は、社長(松田美由紀)に聞かれ、明後日、会津に行くと答える。
社長(松田美由紀)は、練(高良健吾)に菓子折りを渡し、「行くって何?帰るでしょ」と言う。
「もう家もないし、家族もいないんで」と答える練(高良健吾)。
「故郷っていうのはさ、思い出のことなんじゃない。そう思えば帰る場所なんかいくらでもあるし、これからもできるってこと」と社長(松田美由紀)。
その時、音(有村架純)から「明日会えませんか?」とメールが来る。
「19時に仕事が終わりますので」とメールを返すと、
「外で会いませんか?19時に会社の近くまで行きます。」と音(有村架純)。
「一緒に会津に帰るのか?」とメールのやり取りを見ていた佐引(高橋一生)が聞く。
「猪苗代湖で白鳥のボートに乗ったカップルは永遠に結ばれるって伝説があるらしい」とうそぶくのだった。
その夜、音(有村架純)の部屋に木穂子(高畑充希)がウイスキーを持ってやってくる。
鍋の支度をする音(有村架純)。
木穂子(高畑充希)は、水割りのグラスを片手に、音(有村架純)に絡んでくる。
「練に好きって言われたちゃろ?どうすると?」
「明日、会うよ」と音(有村架純)。
「おう、積極的やん」と木穂子(高畑充希)。
「練、会津帰るって言いおったやろ。一緒に行くと?」
「行かへんよ」
音(有村架純)の返事が意外だった木穂子(高畑充希)。
「そうたい。明日なんで会うと?」と不審に思って聞く。
「お別れしてくる」と音(有村架純)。
「今の彼を選ぶと?何で練やないと?」
音(有村架純)が練(高良健吾)と別れることが納得できない木穂子(高畑充希)。
もう決めたことだからと音(有村架純)が言うと、
「何でよ」と言ったまま、木穂子(高畑充希)はしゃがみ込んでしまう。
「もう何やのん、木穂ちゃん、面倒くさい」と音(有村架純)。
「私はもともと面倒くさい女やもん」と木穂子(高畑充希)。
「音ちゃんには練やろ」
「遅かったんだよ」と音(有村架純)。
朝陽ともう2年付き合っていると言う音(有村架純)。
「2年って長いよ。今さら裏切れない」
「じゃあ、自分は裏切っていいんだ。自分の気持ちは裏切っていいんだ」と詰め寄る木穂子(高畑充希)。
「私は、そうやって生きてきたし、これからもきっとそうなの。人傷つけてまでとは思わない」と音(有村架純)。
「練が傷付くよ」と木穂子(高畑充希)が言うと、
彼はわかってくれると言う音(有村架純)。
「絶対、後悔するから」
「ありがとう。木穂ちゃん。でも、もう決めたの。自分で決めたの」
翌日、音(有村架純)は部屋を掃除し、施設から持って帰った便箋に手紙を書く。
その夜、練(高良健吾)は仕事を終え、待ち合わせの場所に行く。
音(有村架純)も、仕事を終え待ち合わせの場所に向かう。
音(有村架純)は、駅前でキョロキョロと不審な動作を見せる女性・明日香(芳根京子)が気になってしまう。
「何探してるん?」と声をかける音(有村架純)。
奈良の吉野から着いたばかりだと言う女性(芳根京子)は、カバンを泥棒に取られて困っていたのだった。
明日香(芳根京子)を交番まで案内する音(有村架純)は、明日香(芳根京子)から夢が叶うというペアのミサンガをもらう。
交番に向かう途中、陸橋の下のベンチでコンビニのおにぎりを口にする若い男がいた。
明日香(芳根京子)は、「さっきの泥棒や」と、大声を上げながら、階段を駆け下りていく。
若い男が怯えながらベンチに座っていた。
お腹が空いていたためカバンを盗んだと言う若者。
「使こたんか?」と問い詰める明日香(芳根京子)。
若者は、おにぎりの空袋を見せながら、ごめんと謝る。
「取らんでも、言うたら貸したるのに。あほやな」と明日香(芳根京子)。
明日香(芳根京子)は、若者が可愛そうに思え、見逃してやろうとする。
しかし、その場にいた通行人たちが男を捕まえようと寄って来る。
「警察行こう」と無理やり連れていこうとする男たち。
「待って」と明日香(芳根京子)は止めようとした時、若者が逃げ出していく。
追いかける男たち。その後から明日香(芳根京子)と音(有村架純)が走る。
陸橋の上で揉み合いになった一団。追いかけた音(有村架純)は、揉み合いに巻き込まれて階段から転がり落ちてしまう。
音(有村架純)のバックから、中身が散乱し、もらったペアのミサンガが転がっていった。
待合せの時間になっても来ない音(有村架純)。
道に迷っているかもしれないと電話を掛ける練(高良健吾)。
「杉原さん、俺、いつも思っていることはそんなに沢山はなくて。ずっと変わってなくて、ひとつなんです。覚えてますか?」
「杉原さんと東京に行く途中で見た・・・夜明け。夜明け見ましたよね。夜が終わるのを一緒に見ました。東北自動車道に太陽が昇って、綺麗だった」
「そっち向かって俺と杉原さん走ってた。眩しくて、杉原さんちょっと笑って、俺嬉しかった、眩しかった。あの時、思いました」
「この人はどうか幸せでありますように。あなたはいつも今日を必死に生きてて、明日を信じてる」
「世の中に希望がないからって、一人一人に希望がないわけじゃない、あなたを見てるとそう思います。俺、これからも何があっても変わりません。杉原さん、俺、いつか・・・」
そこまで話した時、留守電が終了してしまう。
音(有村架純)が病院に運ばれたという知らせが施設に入り、朝陽(西島隆弘)にも施設から連絡がいく。
集中治療室で緊急措置を受ける音(有村架純)。
その頃、練(高良健吾)は運送会社の駐車場に咲いていた小さな青い花を見つけ、携帯で撮るのだった。
音(有村架純)が着ていたコートが籠に折り畳まれ、その上に置かれた携帯が鳴り続ける・・・。
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第9話の視聴率は?
平均視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第9話の感想
「時に人生は厳しいけど、恋をしている時は忘れられる。恋をして、いつかたった一人の人と出会えるといいね」
母の手紙の意味を音(有村架純)は知ったはずです。
たった一人の人と出会えた音(有村架純)なのに、別れを告げなければならないなんて、悲しすぎますね。
別れを伝えに行く途中、音(有村架純)は、何故、明日香(芳根京子)に声をかけなければならなかったのでしょう。
その女性に何か自分と似たものを感じたのかもしれませんね。
しかし、その善意がとんでもない事態を招いてしまうことになりました。
不条理だらけで、どこにも希望が見いだせないような「いつ恋」は見ているだけで心が苦しくなる展開です。
でも、幸せとは生きてきた結果にあるのではなく、生きていく過程にこそあるのだとしたら、
間違いなく、恋をちゃんとできた音(有村架純)は幸せだったのではないでしょうか。
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第9話のまとめ
階段から転がり落ちた音(有村架純)は、一体どうなったんでしょうか。
「人が頑張って生きたのって心に残るんだと思います。出会ってきた人たちの心にも、僕の心にも」という練(高良健吾)の言葉が気になります。
残された音(有村架純)の手紙に書いてある本当の思いとは?
すべてが明らかになる最終話、真実を知るのは怖い気もしますが、今から楽しみです。
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